JA茨城県青年連盟はこのほど、神栖市内で2011年度冬期研修会を開き、県内各単組の部員約40人が参加した。
研修では、全国第2位を誇る県内農産物の理解を深めようと、逸品自慢を実施。ピーマン、トマト、イチゴ、レンコンなど県内各地で部員が生産する農産物10点を持ち寄り、産地や農産物の情報を共有した。
逸品自慢後には、同市内にある柳川保育園を訪問。園児ら約30人を前に、農産物の特徴やおいしい食べ方について寸劇などを交えながら楽しく紹介した。園児からの「野菜はどうやってできるの」との質問に対し、部員らは丁寧に答えていた。
同連盟の田沼貴久委員長(JAしおさい波崎青年部)のピーマン施設も訪問。経営概要や生産工程などの説明を受けた。
参加した部員からは、「地域でどのような農産物が生産されているか意外と知らなかった」などと意見が出た。
田沼委員長は「研修会を通じて、子どもたちには食べ物に対して関心を持ってもらい、各部員にはそれぞれの農業経営のヒントをつかむ機会となってくれればいい」と期待を寄せた。 |