釧路市のJA阿寒青年部は10日、同市立城山小学校3年生を相手に酪農学級を開いた。「子牛が生まれてから大人になるまで」をはじめ、乳牛や牛乳・乳製品について紹介した。
同青年部が小学生の授業に当たったのは前年の阿寒小に続いて2年目。講師を務めたのは同部の菅原雄一部長と部員の菊池辰巳さん、金子睦さんの3人で、同小3年生39人が授業を受けた。
「くしろの酪農」を主題に3人が分担して子どもたちに解説。乳が出なくなった牛が最後に肉になることまでを説明。子どもらは地域にとって欠かせない産業である酪農について学んだ。
菅原部長は「将来の酪農応援者が増えると期待する。準備で苦労したが、やって良かった」と話す。城山小の杉田哲也校長は「素晴らしい授業だった。酪農に携わる青年から生の授業で児童の酪農への理解が深まった。感謝している」と話していた。
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