JA京都府青壮年は25日、2016年度JA青年の主張京都府選考会を京都市下京区のキャンパスプラザ京都で開いた。JA京都市青壮年部川岡支部の清水大介さんを最優秀賞に選んだ。清水さんは、来年1月に神戸市で開く近畿地区JA青年大会に府代表として出場する。
「JA青年の主張」は若手農業者の農業やJAへの意見や思い、提言などを発表する場を設けることで農業者の声を掘り起こし、JAとJA青年組織の強化・活性につなげることを目的に開く。
今年度は、清水さんの他、JA京都やましろ青壮年部八幡市支部の吉田圭吾さん、JA京都青壮年農業者経営クラブ亀岡支部の井関洋平さんの3人が出場した。
清水さんの発表のテーマは「父の思いを胸に〜京筍(たけのこ)の伝統を守りたい」。地域との結び付きで農業を発展させたいという亡き父の思いを受け継ぎ、昔ながらの乙訓地区伝統の技法でタケノコ作りを続けていく決意を語った。
審査委員長を務めた元JA京都中央会顧問の岡部漱介さんは「農業への情熱が伝わる発表で、得点の差はわずか。特に最優秀賞の清水さんの発表は京都らしさが表れた内容だった」と講評した。
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